2014年10月31日金曜日

白波多カミン (しらはた・かみん)

シンガーソングライター。

京都生まれ、京都育ち。小学校6年生からギターを始め、高校3年生で歌を書き始める。途中、下鴨神社での巫女というキャリアを経て、2013年より東京に拠点を移し活動中。

あどけなさを残しながらも凛とした歌声が描き出す物語は、一人の女性を出発点としたとしたパーソナルなものである。にもかかわらずそれは普遍的なものとなり、孤独やすれちがいの向こう側にある「求めること」の強さをにじませ、ささやかなコミュニケーションがもたらす希望を指し示す。彼女のうたが性別・年齢・オーバーグラウンド/アンダーグラウンドの区別なく幅広い層の音楽ファンから支持を集めている秘密は、まさにそのうたが、柔らかいココロを持つ人間の、ココロの柔らかい部分を刺激せずにはいられないからであろう。

また、ミドリやあふりらんぽを輩出した関西の老舗レーベル、ギューンカセットからのデビューという登場の仕方や、その後キング・オブ・ノイズ・バンドこと非常階段のJOJO広重に見いだされ、非常階段がボーカロイドをフィーチャーした「初音階段」では初音ミク役に抜擢、夏フェスから海外ツアーまでも果たしているという一風変わった遍歴、渋谷毅、坂田明、曽我部恵一といったベテラン・ミュージシャンとの共演歴、セカンドアルバム『くだもの』におけるバックバンドの陣容(奇形児、ミドリ、Subvert Blazeのメンバーによる)などからも、彼女がただの「女性シンガーソングライター」に収まらない、奔放で柔軟で感性とカリスマをもっていることがうかがえる。

好きな食べ物はエビフライ。毎朝の日課は布団を干すこと。住んでみたい国は丘の上に、いい風の吹くところ。目下の夢は「武道館で生声のライブがしたい!」

http://shirahatakamin.com

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